在宅ワークやオンライン商談、オンライン面談など、様々なシーンで活用されている Teams会議をさらに機能強化する追加ライセンス「Teams Premium」がリリースされました。

Teams Premium は、話題の Chat-GPT と同様の言語モデル GPT-3.5 を基盤していることなどで、とても注目を集めています。そしてその他にも下記のような注目の機能が追加されています。

Teams Premium 注目の機能

  • ビデオ会議の議事録 (AI)
  • 発言録の作成 (AI)
  • 会議で派生した今後必要な作業の取りまとめ (AI)
  • 会議の録画のチャプター分割などを自動化 (AI)
  • 会議の動画に電子透かし
  • 会議を録画可能なユーザーを限定
  • その他、ウェビナー機能、ブランディング、機密度ラベルをつかった情報保護
引用:https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/premium#tabx7e9c757cadbf47a98e88832487febef0

Teams Premium で実装される新機能の中から、会議内容の漏洩を防止する 電子透かし機能 について詳しくご紹介いたします。

電子透かし機能

会議中に機密度の高いコンテンツを共有する際、参加者のスクリーンショットによる漏洩を防ぐには、今までは口頭で伝えるかスライドに「confidential」等と記載するしかありませんでした。

Teams Premium に追加される 電子透かし機能では、共有したコンテンツに会議参加者のメールアドレスを透かしとして表示させることで、スクリーンショットによるコンテンツ漏洩を防止することができます。

透かし機能は、会議中に共有するコンテンツカメラに対して適応されます。

引用:https://support.microsoft.com/ja-jp/office/teams-%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AE%E9%80%8F%E3%81%8B%E3%81%97-a9166432-f429-4a19-9a72-c9e8fdf4f589

機能の適用方法

管理者が Teams 管理センターにて [会議ポリシー] より機能を有効にしたのち、各会議開催者が 会議の [会議オプション] より機能を有効にします。

注意点

2023年3月22日現在、透かし機能がサポートされているのは Teams デスクトップアプリとモバイルアプリのみになります。
Teams Webクライアントの参加者では、透かし機能を使用して画面共有がされた場合、真っ暗な画面が表示され、会議の音声のみが聞こえる仕様になっているようです。


その他にも Teams Premium には利用者からの要望が多かった機能が多く実装されていますが、特に AI でどう業務が変わっていくのか?ということに注目が集まっているようです。

Teams Premium のライセンスについて

Teams Premium のライセンスは 2023年6月30日までに購入すると、1か月あたり1人あたり月額 USD7(通常価格の30%オフ)で利用できます。この機会に是非お試しいただけたらと思います。

通常の Teams との差異

Teams Premium は 2023年2月より順次利用開始が出来る状態になり、利用開始から 30日-60日間の間に通常の Teams との機能の差が発生する計画になっています。

下記の機能を使っている方は評価と検討が必要になりますので、Livestyle のサポートを使っていただき、機能説明や導入検討の支援をご相談ください。

【現在使えているが Teams Premiumにしないと使えなくなる機能】

  • キャプションを使ったライブ翻訳
  • カスタムしたトゥギャザー モードの利用(通常版は利用可)
  • Teams会議記録・タイムライン マーカー

参考リンク