あまり実行されることのないクラウド フローが自動で無効化されるようになったことはご存じでしょうか?

※ご利用のライセンスによります

フローが無効化されると、手動で有効化するまで、トリガーを実行してもフローは動作しません。
しかしながら、無効化されていることに気が付かずに、トリガーを実行してしまう可能性も……

そこで今回は、自動で無効化されてしまうことを防ぐ方法をご紹介します!
また、実行頻度が低いフローがある場合、すでに無効化されていないかをご確認することをオススメします!

方法1:ライセンスをアップグレードする

簡単に無効化を防ぐ方法は、ライセンスをアップグレードしていだたくことです。

無償版および試用版は 60 日間、Microsoft 365 プランは 90 日間に渡ってフローが実行されないと、無効化されてしまいます。

Power Automate のユーザー単位プランやフロー単位プランを追加で購入していただくことで、無効化を防ぐことができます!

参考情報:有効期限の制限

方法2:トリガーを工夫する

ライセンスの購入が難しい場合もあるかと思います。
そんな時は、フローのトリガーを工夫することで、無効化を防ぐことが可能です。

ここでは、スケジュールされたフローで有効な方法をご紹介します。

スケジュールされたフローで、1年や半年に一度しか実行されないフローがある場合、必ずフローが無効化されてしまいます。
そのため、下記のような回避方法を設定しておくことを推奨します。
この方法以外でも、トリガーの設定方法や、専用のフロー作成により無効化を防ぐことが可能です。

トリガーが毎月実行されるようにする

フローを毎月トリガーさせることにより、無効化を防ぐという方法です。
トリガー自体は毎月実行させて、条件分岐で該当月以外は処理を行わないように設定しましょう。

条件の左側には、FormatDateTime 関数により、実行した日時の月のみを返すように設定しています。