ユーザ事例

日本コムシス株式会社

バックグラウンド

日本コムシス株式会社は、東証一部に上場するコムシスホールディングスグループの一員です。創業以来、電気通信エンジニアリング事業、社会システム関連事業を通じ、日本の通信インフラ整備に従事してきました。昨今ではITソリューション事業なども手掛ける、通信建設業界のリーディングカンパニーです。

 

 

ビジネス面での課題

社内インフラの効率性を求め、社内環境を順次AWSへと移行するなか、オンプレミス環境にある労災保険システムのAWSへの移行において、2つの課題をかかえていました。

 

1つめはセキュリティ面。既に多くのシステムがAWSで稼働しており、インフラとしてのAWSのセキュリティ力は実証済でしたが、移行を担当する業者の人的・組織的セキュリティ力の判断基準をどこにおくかで、社内で意見がわかれていました。

 

そしてもう一つの課題は、労災保険システム自体が古い為、新環境でシステムを稼働する為には、確実な事前検証と移行プロジェクトにおいて細かい調整が求められるという点でした。

 

これら問題を解決する為に、複数の外部事業者に相談を行いましたが、システムの改変を含む本プロジェクトに対し、納得いく提案をしてくれる業者にはなかなか出会えませんでした。

 

この課題を日本コムシスが検討している同時期に、同じコムシスホールディングスグループのTOSYS社とつうけんアドバンスシステムズ社(TAS)が、協力してパブリッククラウドに特化したサービスを立ち上げた為、今回の移行プロジェクトへの対応を相談しました。TASは、AWSのエンジニアを抱えており、見識も深く、かつ今までの取引実績に基づくセキュリティ面での信頼性も確認することができ、TASに基盤に関する調査、設計、構築を依頼しました。

 

アマゾン ウェブ サービスが選ばれた理由

AWSへの移行が大前提となっていましたが、TASはまず、労災保険システムが稼働すべき環境は、AWSが最適であるかから、検証を始めました。労災保険システムは、その扱う情報のデリケートである為、高いセキュリティ力が求められます。その一方で、外部の監査機関に対し会計・IT監査に必要な監査情報(SSAE16等)を開示ができるか必要があり、さらにインフラは情報セキュリティ外部監査を受けている必要がありました。加えて、システムとインフラとの整合性、SLA、実オペレーション時の利便性、運用コストなど、様々な点に対し詳細な検討が必要でした。TASによる調査結果は納得のいくものであり、最終的に、やはり最適な環境はAWSであると判断をしました。

 

システムはAWSに置きましたが、日本コムシス社内からAWSが提供するVGW(Virtual Private Gateway)を通じて閉域網経由でVPC(Amazon Virtual Private Cloud)へ接続することで、セキュリティを確保した通信環境を整えました。VPC上には、評価環境・本番環境双方のWebアプリケーションサーバとDBサーバを構築しました。(下記図版参照)

 

 

 

 

今回のプロジェクトは、基盤調査、設計、構築をTASが担当し、アプリケーションは外部ベンダーが担当するチーム構成で実施し、当初想定した課題をすべてクリアした移管を実現することができました。元々、TASは日本コムシス、コムシスホールディングスグループ全体のセキュリティやネットワーク構築にも深くかかわっており、移行案件を任せるのには最適なパートナーであったといえます。

 

ビジネス面でのメリット

今回、AWSへの移行に伴い、多くの副産物的なメリットを享受することができました。
主なポイントは下記のとおりです。
・パブリッククラウドの信頼性の確認
・サーバ構築時の、オープンソースの管理ツール“Ansible”活用による構築コストの削減

 

〇プロファイル
こちらをご参照ください。
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